不整脈の診断・治療
まず、不整脈の診断では、患者さんの症状や病歴を詳しく聞き、身体検査を行います。心電図(EKG)は不整脈の特定や異常を検出するために一般的に使用されます。状況に応じて、24時間ホルター心電図モニタリングやイベントモニタリングなどの検査も行われます。
不整脈の治療では、まず基本的なアプローチとして生活習慣の改善が考慮されます。禁煙、適切な飲酒量の制限、心臓に負担をかけない適度な運動、ストレス管理などが重要です。また、特定の薬物療法が不整脈のコントロールに使用されることもあります。
一部の患者さんでは、不整脈の治療としてカテーテルアブレーションが選択される場合もあります。これは、異常な電気信号を発生させている部位を焼灼することで、不整脈を取り除く手法です。
ただし、診療所での不整脈の診断と治療には限界があります。重度の不整脈や合併症のある患者さんは、より専門的な治療が必要な場合もあります。そのような場合には、専門の心臓病専門医や病院での評価や治療が推奨されます。
診療所レベルでは、不整脈の初期診断や軽度の不整脈の管理が行われます。患者さんの症状や検査結果に基づいて、最適な治療方法を選択し、患者さんの生活の質を改善することを目指します。